遺品整理の手続き(相続財産を整理する)

まず遺品とは、故人がなくなる時点に所有していた財産のうち、特に動産に当たる物を言います。

遺品整理とは…

親族が不幸にも亡くなった後に、不動産の売却や賃貸物件の明け渡しなどの際に、故人の残した遺品を片付けることが必要になります。これを遺品整理と言います。

 

ひとことに遺品整理するといっても、すべてを運び出して何も考えず廃棄処分することはあってはいけないことと考えます。ご遺族の皆様で故人を偲び、大切にしていた遺品に対し一つ一つをしっかり仕分けて整理していくことこそ大切なことと思います。

 

しかしながら、この遺品の仕分け作業はことのほか神経を使い大変な作業となります。

リサイクルボックスでは、ご遺族の皆様とともに遺品整理のお手伝いを大切に執り行なってまいります。

 

では、その遺品整理の基本的な手順をご説明いたします。

 

遺品には、主に以下のような種類の物品があります。

・貴重品類:現金、預金通帳、印鑑、運転免許証、保険証、年金手帳、パスポート等

・貴金属類:ジュエリー(指輪・イヤリング・ピアス・ネックレス・ペンダント)、アクセサリー、時計、地金、金貨等

・金券類:ビール券、商品券、ギフト券、切手等

・美術骨董品類:美術骨董価値の壺、掛軸、絵画、茶道具、刀剣、彫刻、置物等

・家具類:タンス、食器棚、ダイニングセット、ソファ、デスク、本棚、ベッド等

・家電品類:テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、掃除機、オーディオ、パソコン等

・衣類:洋服、和服、下着、タオル等

・寝具類:敷布団、掛布団、毛布、タオルケット、まくら、シーツ等

・食品類:冷蔵庫内、備蓄食品、缶詰、瓶詰、乾物等

・薬品類:常備薬、注射器、アルコール、ベンジン、殺虫剤、農薬等

・敷物類:カーペット、ラグ、ござ、置き畳等

・置物類:壺、人形、はく製、絵画等

・楽器:ギター、バイオリン、ピアノ、琴、三味線、尺八等

・調理器具類:鍋、フライパン、コーヒーメーカー、フードプロセッサー等

・食器類:皿、茶碗、お椀、お盆、箸、ナイフ、フォーク、スプーン等

・その他液体物:化粧品、洗剤、飲料、燃料等

・その他圧縮ガスボンベ:ヘアースプレー、殺虫剤、カセットボンベ、消火器等

・乗り物類:自動車、オートバイ、自転車等

・その他:植木、材木、ごみ箱内のごみ、物干しざお、物置、土壌、肥料、仏壇、神棚、手紙、日記、アルバム等

 

遺品整理の手順

1、 遺品の分配

相続人が遺産の分配を行う。

この際に、貴重品類(現金、預金通帳、印鑑、運転免許証、保険証、年金手帳、パスポート等)は、リサイクルBOXでは扱いができませんので、大切に保管しておいてください。

2、 残留遺品の鑑定・廃棄処分費の見積もり

遺品の分配が終わり、残された遺品の中で売却可能な物の鑑定、及び廃棄処分品の処分費用の見積もりを行う。

3、 鑑定・見積もりされた残留遺品振分けの協議

鑑定の結果で、さらに相続人で分配するか売却するか、及び廃棄物を自己処分するか廃棄処分に出すかの協議を行う。

4、 最終残留遺品の引取り

全ての残留遺品を買取りまたは廃棄処分し、居室内を空にする。

 

項目として『廃棄物一式』『リビング内残留物一式』などでは、それぞれのアイテムがいくらで買取されているか、またはいくらで処分するのかが判断できません。

リサイクルボックスでは、相続人協議で分配するか自己廃棄するかの判断を行いやすいように、残留遺品を基本的には一点づつの品目で査定しております。

 

ただし例外として、内容が細かすぎたりご遺族の皆様がこれ以上仕分けを行わない場合は、『○○○一式』といった括りを行う場合があります。

 

リサイクルBOXでは、遺品整理は何より故人の方が大切にしていたお品物の整理です。

大事なものを見逃してしまうことがないよう、大切に仕分けすることが供養につながることと考えます。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中谷 まさひろ

私は、今日にいたるまで30年間培ってきました古物商知識をもとに、お客様からのご依頼品の価値をしっかり見極め、誠実な査定を行う事を旨としております。古くても価値のあるお品物に精通しており、特に古い家屋内の仕分け作業力には負けない自信があります。また、お引越しに伴う廃棄物を処分するにあたり、お客様にとってのより適切な処分方法のアドバイスも行っております。どうぞおまかせください!