皆さん、大きな家具や家電品または重たい家具や電化製品を模様替えや引っ越しまたは粗大ごみに出すなどの時に、移動させたりすることがありますよね。
あれって、どうしてます?
見た目でこりゃ持ち上げることは無理だとあきらめてしまうこともあるでしょうが、
『ちょっと頑張れば移動させることくらいできるかな』なんて思って、
無理して動かしたら壁や床を傷つけてしまったり、腰を痛めてしまったり…
予想外にリスクを伴うんですよね。
無理をすることで最悪のケースにつながることがあることを忘れないでください。
友達やパートナーに良い人がいて、手伝ってくれる場合は無理せずお願いしましょう。
ご飯ごちそうしたりしてお礼をする方が、壁や床の傷を補修する修理費用や体を痛めたことによる治療費や通院の時間と労力そして何より賃貸物件の場合のオーナーさんへの気苦労や自分が怪我をした時の痛みよりずっといいことと思います。
そうは言ってもどうしても1人で移動しなければならない事や、2人でも重くて移動困難なことってありますよね。
もしもお宅の床面がフローリングやクッションフロアやPタイルなどの比較的つるつるした材質の床面である場合、私たちリサイクルボックスも行っているとっておきの家具類を力もかけずに簡単に移動する方法をご紹介しましょう。
まず皆さんに用意していただくものがあります。それは…
『毛布』
はいこれだけです。
ただし、薄手の毛布やタオルケット等は避けてください。
汚れてもよい比較的しっかりとした厚手のものがいいですね。
では、いよいよ実戦方法です。
例えば、あなたが持ち上げる事の出来そうにない冷蔵庫を玄関口まで移動するケースで解説いたします。
1.毛布を2つ折りにします。
縦長にした方が移動のとき扱いやすいので、200x140cmの毛布なら縦長に2つ折りにして200x70cmにします。
2.冷蔵庫を後ろの壁面から約50cm前後手前に引き出します。
3.冷蔵庫背面の蒸発皿に水が溜まっている場合は、この時点で排水しておきます。
4.冷蔵庫本体を斜め後ろに傾けます。
5.冷蔵庫底部と床面にできた隙間に、手前から毛布を差し込んでいきます。
この時差し込む長さは、冷蔵庫の奥行よりも少し多めにギャザーが出来るくらい差し込んでください。
例えば、冷蔵庫の奥行が60cmなら約80cm分を差し込めれば充分でしょう。
4.今度は冷蔵庫本体を先程とは反対に、手前に斜めに傾けます。
5.そして余分に差し込んだ毛布を後方にずらして毛布をぴんと張ります。
この時点で、冷蔵庫は完全に毛布の上に乗っている様にします。
6.冷蔵庫が完全に毛布に乗っていることを確認したら、冷蔵庫に片手を添えて手前の余っている毛布をゆっくり引っ張り動かします。
冷蔵庫が毛布のそりに乗って、雪の上を滑らせている感覚ですね。
こうすることにより、床面を傷つけることなく摩擦抵抗が少なくスルスルと小さな力で冷蔵庫が移動できるのです。
ただし気を付けなければならない点がいくつかあります。
・摩擦抵抗の大きな床面(カーペット、畳、コンクリート等)では作業しない⇒引っ張る力が大きく困難で無理をすると床面を傷つける場合がある
・引っ張る毛布を高く持ち上げすぎない⇒冷蔵庫がひっくり返ることがある
・引っ張る毛布を急激に強く引っ張らない⇒冷蔵庫がひっくり返ることがある
・冷蔵庫が完全に毛布の上に乗っていることを確認する⇒完全に乗ってない場合、床面を傷つけることがある
・移動経路に小さく堅いゴミ(米粒、砂利等)がないことを確認する⇒ほんの小さなものでも毛布と床面に入り込み床面を傷つける場合がある
・曲がり角などは特にゆっくりコントロールする⇒壁面に当たり壁面を傷つける場合がある
最初は、比較的小さく軽量なものから練習してコツをつかむようにしてください。
ゆっくりゆっくり焦りは禁物です。
同様に、ほかにも家電や家具などで移動可能なものがたくさんあると思いうます。
どうぞお試しください。
移動作業中も床面に傷がついていないか確認しながらゆっくりやりましょう。
もしも、それでも不安なことや自信がなければ、リサイクルボックスにおまかせください。
リサイクルボックスでは、搬出困難なご不用品の買取・廃棄のご相談を承っております。
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