ご高齢の方で、戸建て住宅から施設へのお引越しのお手伝いをするケースがとても多くなっております。
当然、骨董品の買取や家具の買取、また美術品の買取などの業務もありますが、
ご不要になる物品の廃棄処分のご依頼が多く、その物量がとても多いのです。
年配の方の傾向として、どんなものでも有効活用したい思いがあり、物を捨てられない傾向が強いようです。
物資が不足していた時代を過ごしてきた事なども要因としてあることでしょう。
物を大事にし、有効利用する精神は今の時代とっても大事なことと思います。
しかしながら、身の回りの物すべてにおいて捨てられないとなると話は別です。
もう着なくなった洋服・和服、頂いたままの贈答品、何年も使っていない鍋・食器類、
コンビニでお買い物した時のビニール袋やジャムやインスタントコーヒーの空き瓶、包装紙やリボンなどなど……
でもその品物、本当にいつか使いますか?
ご自身では、気が付かないこともありますよね。
一度、身の回りの物を見つめなおしてみませんか?
生前整理ってご存知でしょうか?
物があふれていると、混乱して考えがまとまらないものです。
机の上が散乱しているよりも、不要な物がなく必要な物のみで配置され整理されていたならば、すっきりと簡潔に考えがまとまり、やるべきことが効率よく出来ますよね。
生前に整理することにより、今までの人生を振り返り、これからの人生の中で何が自分にとって大切で必要か、またそれを実現するために何が必要で何が不要かを考え、不要なものをそぎ落としていき、必要な物のみを身近において、簡潔で明瞭な考えを手に入れられます。
それでは、何から始めてどのように整理を進めるのがよいでしょう?
次回は、生前整理の手法についてお話させていただきます。