皆さん『魂抜き』という言葉をご存知ですか?
まず、遺品整理で相続する人がいない場合に、廃棄を考えるわけですが、廃棄するには忍びないお品物が出てくる場合があります。
人それぞれ、また宗教によっても考え方が異なるようですが、一般的によくご相談いただくケースとしては、
・お仏壇
・お位牌
・お人形
等のお品物です。
なぜかというと、共通することはそのお品物に対して『魂が込められている』という事です。
もちろん『魂が込められている』という状況は、受け止め方には個人差があります。
そもそも魂は形として見えない物ですからね。
ただ、宗教や価値観の違いなどに関係なくとも、気にし始めると気にしないわけにはいられないものですね。
故人の気持ちを考えずに、ただ闇雲に廃棄することなんてちょっと忍びないですよね。
それに、罰当たりで良くないことが起きそうだったり、人形なんかは祟られたりするんじゃないか等々心配になっちゃいます。
皆さんこんな悩みは多かれ少なかれあるようです。
では、これらのお品物をどのように供養して処理すればいいのでしょうか?
そこでご紹介するのは、お品物から魂を抜いて、残されたお品物は単なる素材へと変えようという考え方です。
これが『魂抜き』です。
例えばお仏壇やお位牌の場合は、魂抜きをしてご先祖様の魂を抜き去った後は、そこに残されたお仏壇やお位牌は単なる木の素材となっているといった考え方です。
単なる木の素材ならば、あとは廃棄処分することも抵抗はなくなりますよね。
それでは、『魂抜き』はどのようにすればいいんでしょうか?
この手法も、色々な考え方があるようです。
・ご遺族が手を合わせ、これから魂抜きをしますとお願いする
・僧侶が法要をし、魂抜きをする
また、対象となるお品物を移動する前に行うか、移動してから行うか等も考える内容の一つです。
リサイクルBOXでは、基本的にはお品物を移動する前に僧侶によって法要を執り行なって『魂抜き』をするといった考え方で対応させていただいております。
僧侶によって行われる『魂抜き』は、『閉眼法要』と言います。
また反対にお仏壇などの場合には、『魂入れ』という行為もあります。これを『開眼法要』と言います。
元々の新しく購入したお仏壇などは、この『開眼法要』によって『魂入れ』をし、引越しなどの移動の際には『閉眼法要』により『魂抜き』をし、引越し先で再度『開眼法要』によって『魂入れ』をするといったことを行います。
そして、最後にお仏壇が必要なくなった際に『閉眼法要』により『魂抜き』をするのです。
リサイクルボックスでは、故人が大切にされていたお仏壇やお人形などは、ご遺族に代わって丁重に遺品供養していただくための方法をご案内させていただくサービスがございます。
ご相談・ご案内・ご紹介の費用は一切頂戴しておりませんのでご安心ください。
『魂抜き』『閉眼供養』は、心のこもった遺品に対しての正式な供養になることと私たちは考えております。
また、こうした丁寧な供養により、ご遺族は安心して遺品を整理できることと思っております。
尚、崇拝していらっしゃる宗教などによって違いがあることと思います。
私たちの行っている遺品供養のためのサービスは、決して強要する内容の行為ではございません。アドバイスとしてお考えください。